2019年9月15日(日)に行われた東京オリンピック マラソン日本代表選手選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の国歌(君が代)独唱者に、コブクロの小渕健太郎さんが出演しました。
しかし、この国歌斉唱でいつもとは違う小渕健太郎さんの歌声が、色々と話題になっていますね。
「下手」「いつもと違う」そんな声が多く飛び交っていますが、では何故一体小渕健太郎さんの君が代はいつもよりおかしかったのでしょうか?
今回はその真相を探ってみました。
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【動画】あれ・・・?コブクロ・小渕健太郎のいつもと違う君が代(国歌斉唱)の歌い方にファンも戸惑う
事の発端は2019年9月15日(日)の東京オリンピック マラソン日本代表選手選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」のレース開始前に行われた、コブクロの小渕健太郎さんによる国歌(君が代)斉唱。
多くの人が聞き慣れた小渕健太郎さんの澄んだ歌声による国歌(君が代)斉唱。
これを期待して聞き始めたのですが….
何か違う!!
多くの人がそんな違和感に襲われました。
明らかに、普段の声とは違うそのもののけ姫を連想させる高音ボイス。
しかも、終止苦しそうに歌い、所々で音程が外れる場面も・・・
そんな小渕健太郎さんの国歌(君が代)斉唱に「なんで裏声で歌おうと思った?」「小渕さん、なんでキーを上げて歌ったの?普段のキーで歌えば良かったのに」そんな声が多数・・・
明らかに普段と違う歌声に普段の小渕さんの歌を知ってるファンは戸惑いを隠せない様子。
では、一体なぜ?小渕健太郎さんはそんな歌い方をしたのでしょうか?
小渕くんの君が代見たけど、あまりに見ててキツイ
— Peaceful Design Style (@peacefuld_style) September 17, 2019
小渕さんの国家斉唱、放送事故とか言われてたけど、どうせまた面白おかしくばかにしてるんやろ趣味悪いな…と思って見たら、確かになかなかなレベルだった。小梅太夫って言いたくなる気持ちはとてもわかる。
— はちゃ🍠🌰🎃 (@hachikyabe) September 17, 2019
本人が公言!小渕健太郎の国歌斉唱(君が代)が下手な理由は極度の緊張?
国歌斉唱後の小渕健太郎のインタビュー

今回の国家(君が代)斉唱の後に、小渕健太郎さんが自身のコブクロファンサイトの有料会員向けに50秒ほどのインタビューを撮っており、このインタビューの中で真相が語られています。
個人的にどうしてもこの真相が知りたかったので500円かけてコブクロのファンサイトに登録して真相を探ってみました(笑)
そうすると….今回の小渕健太郎さんの国歌(君が代)斉唱にかける思いとともに、なぜ?このような歌い方をしたのか?そんな真相が見えてくるように思いました。
「限界に挑戦しようとチャレンジした」と語る小渕健太郎

思いが強すぎて緊張してしまいましたと苦笑いをする小渕健太郎さん。
そして、続けて「僕も限界に挑戦しようかなということでチャレンジをしてみましたwwひっくり返りましたけども…(笑)」インタビューの中でこんなことを語ります。
つまり、選手に対する想いが強くなり、普通に君が代を歌おうと思えば歌えたけども、選手の気持ちになったら自分もいつも以上にパワフルに歌いたかった、しかしそれが緊張を引き起こしてしまい裏目に出てしまったということでしょう。
これが今回の小渕健太郎さんの国歌(君が代)斉唱が下手になってしまった原因だと思います。
JAAF(日本陸上競技連盟)のTwitterでも本人のインタビューが
【#MGC 速報✨】
国歌独唱 していただいた #コブクロ #小渕健太郎 さんのメッセージです🙋♂️
ありがとうございました✨#この日日本代表が決まる#東京オリンピック
マラソン🇯🇵日本代表選手選考レース▶https://t.co/dAkqtbBty4#JAAF #陸上 #マラソングランドチャンピオンシップ pic.twitter.com/WLndrlQm2X
— JAAF(日本陸上競技連盟) (@jaaf_official) 2019年9月15日
こちらは、小渕健太郎さんの国歌(君が代)斉唱直後のインタビュー。
「選手の皆さんが全員ベストを尽くせることを願って歌いました。
緊張し過ぎましたけども、一人一人がこの天候の中で走られることをイメージしていたら僕もちょっと胸が熱くなりまして…」
こんなことを語る小渕健太郎さん。
このインタビューでも常に口走っていた「緊張していた」というワード。
「緊張していた」というのはその場しのぎの言葉ではなく、インタビューを見ていても、どうやら心の底から本気でその言葉を発しているように感じました。
小渕健太郎の緊張の原因はMGCという大舞台にある?

では、そもそもなぜ?小渕健太郎はここまで緊張していたのか?
その原因は「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」という大舞台にあるのではないでしょうか。
オリンピックのマラソン日本代表の選考方法は2020年東京五輪のマラソン代表選考からガラリと変わりました。
これまで複数の選考会の結果から選出されていましたが、今回から「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」で男女各2枠を一発勝負のレース選考で決定。
残り1枠は「MGCファイナルチャレンジ」として、男女各3大会の中から、2020年5月に発表の派遣設定記録を突破し、最も記録のいい選手が選ばれることになりますが、3分の2はこの1日に行われるレースのみで決まってしまうのです。

一生に一度あるかないかの「東京」でのオリンピック。
そしてそれに何年もかけて準備してきたものがこの1日で決まってしまう。
選手のこの大会に懸ける想いは並大抵のものではないでしょう。
まさに人生を懸けた戦いと言っても過言ではないのです。
そして、自身もマラソンの大会に何度も参加するほどの大のマラソン好き。
選手の気持ちというのは痛いほど理解しているはずでしょう。
小渕健太郎さんは、そんな大舞台で国歌(君が代)斉唱という大役を任されたことですから、気持ちが高ぶってしまうことは無理もありません。
今回の国歌(君が代)斉唱は小渕健太郎らしい失敗である

まとめてみると・・・
・一発勝負という大舞台選手に懸けるの気持ちを想像してたら自分も感情移入してしまい自らも極度の緊張で空回りしてしまった
・そして、自分も選手のようにチャレンジしたくなり普段やらない歌い方に挑戦してみた
そんな「東京オリンピックの代表を決める一発勝負の選考会」という普段のライブとは違う大舞台の独特の雰囲気が一流のアーティストでもあのような普段の調子が狂う結果となってしまったというのが事の真相でしょう。
しかし、結果は失敗してしまいましたが、歌詞の一つ一つに歌に想いを込めて歌ういかにも小渕健太郎さんらしい失敗ではないでしょうか。

小渕健太郎さんも普通に歌おうと思えば歌えたはず。
しかし、「選手の気持ちを想像して歌う」今回の原因はそんな小渕健太郎さんのアーティスト魂が引き起こした失敗であり、その失敗は誇らしい失敗だと思います。
しかし、これほど場数踏んでても、ここまで緊張するものなんですね。小渕健太郎さんの人間味が知れて個人的にはちょっと嬉しく思います。
そして、選手の立場に立っても、選手に感情移入し過ぎて、上手く歌う事すら出来なかった。
ここまで自分の立場を理解してくれているアーティストなんてめちゃくちゃ嬉しいのではないでしょうか。
歌が上手い人に普通に綺麗にサラッと終わられるより、こっちの方がよほど人間味があって良いと思います。
そんな小渕健太郎さん。これからも、歌で多くの人を感動させていってもらいたいですね。
これからのご活躍も期待しています!
以前坂本九がボクシングの試合で国家斉唱を歌いもっとマシな歌手はいないのかと批判を受けました。
コブクロさんの歌を聴いて同様の感想を持ちました。又歌い方も胸に手を置いてアメリカ人の歌い方で
60才台の私の年代では『気をつけ』をして歌うのが当たり前で胸にに手を置いて歌ってでもいると オーイ
そこ!と先生方の叱責受けたと思います!
今の学校では胸に手を置いて歌わせているのですか?
コメントありがとうございます!
そうですね、コブクロの小渕さんを初めて見られる方であれば、そのような印象をお持ちになられても仕方がありませんね….
確かにサッカーなどでも最近はアメリカのような海外で歌われるような手を置いて歌うスタイルが主流になりつつありますね。
ただ学校をはじめとする教育の環境ではあまり手を置いて歌うような光景は見かけないように思います。
スポーツやエンターテインメントの世界は常に欧米をはじめとする海外の文化の影響を受けやすいですし、
その風潮の一環ではないでしょうか。
この件に関するどの記事よりも私は納得出来て、不快感の無い記事だと思いました。
500円かけて真相を探ってくれて感謝します(^^)
国歌を何回も歌っている方はいるのですかね?
みんなそれぞれ特徴的な歌い方ですね(^^)
コメントありがとうございます!
そう言って頂いてとても嬉しく思います!(^^)
記事作成の励みになります^^
GACKTさんなんかは結構好評でスポーツの試合を中心に色んなところで歌っているみたいですね!
ただ、おっしゃる通りみんなそれぞれ特徴的な歌い方で、誰が良いとか人それぞれですし、大切なのは、どれだけ「気持ち」が入っているか?ですよね!